太陽の牙ダグラム 008 : 裏切りのデロイア

父とデロイア人の間で葛藤するクリン


続くゲリラ狩り
連邦軍の横暴を父親に問い詰めるが、

政治とは最大多数の繁栄のために行うものとワシは信じとる
大多数の幸せのためには、少数の犠牲はやもえないと
デロイアを州として自治権も与えたのに、独立を認めて、その後どうなると
本当に全てのデロイア人が独立を願っているのか? と
父ドナンは言う。


詭弁だと薄々感づいてはいても
明確な反論を返せないクリン




納得いかないクリンは、ゲリラの主導者、サマリン博士を訊ねる。
私もキミのオヤジの立場だったら同じことを言っただろうな
政治とは本来そういうものだ
博士は言う。
仮にデロイアが独立して、新しい政府ができたとしても
そこには新しい不満分子が出てくるだろう。


立場によって正義は変わる
穏やかな口調でクリンに語りかける。
しかし、クリンはその言葉を飲み込むことが出来ない。




そして遂にダグラムが完成したとの連絡が入る。
基地に向かうサマリン博士とクリン。
しかし、連邦軍に強襲されてしまいます。
クリンの言葉の端から、彼がゲリラと繋がりがあると感じたドナンが彼をつけさせたのです。
目的のためならば、息子である自分でさえも利用する父ドナンのやり方に怒りを燃やすクリン。
その反発心が、彼にある決断を下させる。