太陽の牙ダグラム 011 : 遠すぎた父



デロイアの地にそれぞれの思いが交差する。



成り行きでゲリラに参加したものの、
どこか吹っ切れないモヤモヤした思いを抱えたままのクリン。
今一度、父親と対峙する。


連邦の横暴を止めさせたい。
デロイアを独立させてほしい。
父なら分かってくれる。


そんな淡い期待を胸に……


しかし、地球の未来のため、繁栄のため、
決して折れることのない父ドナン。
決して我が子に冷淡なわけではない。
ただ、地球連邦の最高責任者として地球市民の生活を護らねばならない責任がある。
そのためにはデロイアを独立させるわけにはいかないのだ。


交わることのない想い。
袂を分かつ二人。